KABA(dormakaba)のシリンダーの交換をお考えの方は必見!?KABA ACE、KABA STAR PLUS等の鍵を徹底解説!

KABA(dormakaba)のシリンダーの交換をお考えの方は必見!?KABA ACE、KABA STAR PLUS等の鍵を徹底解説!

KABA(dormakaba)のシリンダーの交換!KABA ACE、KABA STAR PLUS等の鍵を徹底解説!

 防犯性の高いシリンダーで有名なKABAの鍵。自宅や賃貸の玄関をKABA ACEやKABA STAR PLUS等のKABAのシリンダーに交換したい

と考えている方は多いのではないでしょうか。
この記事ではKABAの鍵の性能や交換の際の錠ケースの刻印の見分け方などを解説しております。

 

 

目次
交換ができるKABAシリンダーの種類は?
・KABA ACEの防犯性能は!?
・KABA STAR PLUSの防犯性能は!?

交換する時のKABAシリンダーの見分け方は?
・交換の時のKABA ACEの見分け方は?
・交換の時のKABA STAR PLUSの見分け方は?

ドルマカバジャパンってどんなメーカー?

交換ができるKABAシリンダーの種類は?

KABAのシリンダーは大きく分けて2種類ありますKABA ACEとKABA STAR PLUSというシリンダーです。
KABA ACEのシリーズの鍵は価格的に手に入れやすくなっており、また、防犯性も高いのでマンションの賃貸等で多く使用される
事があります。また、多くの店舗型の鍵屋さんやネット販売のお店が在庫を持っている事が多いので
KABA ACEの種類にもよりますが比較的短い納期で手に入れる事ができるのではないでしょうか。
KABA STAR PLUSはKABA ACEよりもより防犯性が高くなったシリンダーです。その分価格も上がっております。
以前はKABA STAR NEOというKABA ACEの上位機種のようなシリンダーが販売されていたのですが、このシリーズが廃盤となり
新しくKABA STAR PLUSが販売されました。まだ販売されてからKABA ACEほどの年数も経っていないので店舗に出回っている事が
少なく種類によっては納期のかかる印象があります。

KABA ACEの防犯性能は!?

機能と便利性に優れたKABAのディンプルキーシリンダーであるKABA ACE
ピンの配列は3列最大 16ポジションとなっており、15億3千万通りの理論鍵違い数となっております。
このシリンダー内部のピン構造によって耐ピッキング性能は10分以上となっております。
空き巣はピッキングをする際は時間がかかればかかるほど、捕まる確率が高くなるので耐ピッキング性能が高いシリンダー
は嫌がる傾向にあります。その為、KABA ACEは空き巣予防にもなります。鍵穴壊し性能は5分以上となっており、空き巣の
シリンダーの破壊による侵入も防いでくれます。鍵を差し込む部分は差し込みやすいすり鉢状のキーガイドとなっております。

KABAの鍵の豆知識!

ピンの配列ってなに?

シリンダーの内部にはピンタンブラーが複数本あります。鍵をシリンダーに挿入する事で
鍵の形にピンタンブラーが押し上げられ、押し上げられたピンタンブラーの境目が一列に揃う事で鍵の
解錠が可能となっております。
ピンタンブラーの本数が多く、配列が複雑なほどこの一列に揃う境目のパターンが多くなりピッキングが
困難になります。ダイヤル式の南京錠をイメージすると分かりやすいかもしれません。
このピンタンブラーの本数が少なく、配列が単純なほど簡単にピッキングでの解錠が可能となっており
防犯性の低いシリンダーとされます。
KABA ACEやKABA STAR PLUSはこのピンの配列が多く、また複雑になっている為非常に高い防犯性がある
シリンダーと言えます。

理論鍵違い数ってなに?

解錠する事ができるピンタンブラーの組み合わせの数になります。この数はピンタンブラーの本数と種類
配列の複雑さで変わります。この組み合わせの数(理論鍵違い数)が多ければ多いほどピッキングは困難になります。

鍵穴壊し性能はどういう事?

空き巣は侵入の際、ピッキングでの解錠だけではなくドリル等の工具を使用して鍵穴を壊し
侵入しようとしてきます。
その対策としてシリンダー内部にドリリング防止板を使用してドリルでの破壊を防ぎます。
鍵穴壊し性能が謳われているシリンダーはこのドリリング防止板が使用されていると考えて
いいでしょう。

 KABA STAR PLUSの防犯性能は!?

ドルマカバの最高級シリンダーであるKaba star plsuは高性能、高防犯、高い利便性
を兼ねそろえたシリンダーとなっております。
ピン配列は5列、最大26ポジションとなっており、理論桁違い数は約2兆2千億通りとKABA ACEの100倍と
なっております。 耐ピッキング性能 10分以上、超硬ピンを内蔵する事で耐鍵穴壊し性能も10分以上と
脅威の頑丈さを誇っています。
KABA STAR PLUSは鍵の不正コピーを防ぐ為、鍵登録システムを採用しております。
多くの鍵は鍵番号さえわかれば近くのホームセンターやネットなどで鍵を複製する事ができますが
鍵登録システムを採用しているKABA STAR PLUSは鍵の持ち主がメーカーへ直接注文する事でスペアキーの作成
が可能となっております。
所有者情報をdormakabaに登録しスペアキー作製時に所有者情報と発注者を照合するシステムとなっております。
これにより第三者による鍵の複製を防止する事ができます。また登録とスペアキーの発注はWebから可能となっております。

交換する時のKABAシリンダーの見分け方は?

KABAのシリンダーを交換する時に気をつけなければいけない事は扉の厚みににあうかと錠ケースに適合しているかどうかです。
シリンダーには対応扉厚があり、取付の際にその対応扉厚があっていないと取り付ける事ができません。
まずシリンダーを探す時は取り付ける扉の扉厚を確認しましょう。
扉厚を確認する事ができたら扉の側面についている錠ケースのメーカーと刻印を確認しましょう。
KABA ACEとKABA STAR PLUSともに様々な品番がありますが、これは対応している錠ケースによって分かれており
ます。例えばKABA ACEの3250Rという品番のシリンダーに適合しているのはMIWA社のTE0、LSP/ SWLSP、TE0/ LSP/ SWLSPの
刻印の錠ケースとなります。
取り付ける扉の錠ケースを確認してそれに合う品番のシリンダーを見つけましょう

交換する時のKABA ACE シリンダーの見分け方は?

KABA ACEの品番はコチラ!自宅の錠ケースを確認して取付が出来るか品番を確かめてみましょう!

KABA ACE 3237       MIWA LA/DA
KABA ACE 3237PG MIWA PA・PG
KABA ACE 3238       MIWA BH/LD/DZ
KABA ACE 3239       GOAL LX/AS
KABA ACE 3241       SHOWA CL/ 535/ 397 ※3241は専用テールピースとなります。
KABA ACE 3243        MIWA RA/ 85RA/ ECRA
KABA ACE 3246        MIWA NDR/ NDZ/ CPNDR 新旧3パターン対応
KABA ACE 3249        MIWA PMK/ 75PM
KABA ACE 3250R      MIWA TE0・LSP/ SWLSP/・TE0/ LSP/ SWLSP
KABA ACE 3251        MIWA HPD/ 40KJ
KABA ACE 3254        MIWA MM/ TRF/ TRT
KABA ACE 3258        MIWA LZ-1/ LZ-2
KABA ACE 3258        GOAL AD/ TX/ TTX
KABA ACE 3258        長沢 古代 チューブラ錠

交換する時のKABA STAR PLUS シリンダーの見分け方は?

KABA STAR PLUSの品番はコチラ!自宅の錠ケースを確認して取付が出来るか品番を確かめてみましょう!

KABA STAR PLUS 8100      コアシリンダー
KABA STAR PLUS 8137      MIWA LA/DA
KABA STAR PLUS 8137PG MIWA PG703
KABA STAR PLUS 8138      MIWA BH/LD/DZ
KABA STAR PLUS 8139      GOAL LX/HD/PS
KABA STAR PLUS 8141      SHOWA CL/535/397
KABA STAR PLUS 8143      MIWA RA/85RA
KABA STAR PLUS 8144      GOAL MX
KABA STAR PLUS 8144      SHOWA BLL
KABA STAR PLUS 8146      MIWA NDR/NDZ/CPNDR
KABA STAR PLUS 8149      MIWA PMK/75PM
KABA STAR PLUS 8150R    MIWA LSP/TE0
KABA STAR PLUS 8151       MIWA HPD40/40KJ/HPL
KABA STAR PLUS 8154       MIWA MM/TRF/TRT
KABA STAR PLUS 8155       MIWA LZ1/LZ2
KABA STAR PLUS 8157       MIWA TH
KABA STAR PLUS 8157       GOAL AD
KABA STAR PLUS 8157       SHOWA 39
KABA STAR PLUS 8159       MIWA THM
KABA STAR PLUS 8160       MIWA THM(T)-1LS
KABA STAR PLUS 8162       TITAN 各種チューブラ錠
KABA STAR PLUS 4510TC  KEYSW MIWA KS-112
KABA STAR PLUS 4511TC  KEYSW MIWA KS-222
KABA STAR PLUS 8600-F   MIWA HM
KABA STAR PLUS 8600-F   GOAL UC
KABA STAR PLUS 8600-F   SHOWA IS

そもそもKABAってどんなメーカー?

ドルマカバは1862年にスイスのチューリッヒの鍵屋さん(錠前屋)であるフランツバウアー氏によってたてられた錠前屋とレジ工場が始まりとなります。
パリの有名な展示やチューリッヒ州で開かれた展示会等でレジスターや金庫を出展しております。当時から技術力はとても高いと有名だったようです。
1908年にはフランツバウアーの息子であるカール、アドルフ、エドウィン達に引き継がれます。
息子達に引き継がれると会社名は「フランツバウアーゾーネAG」に改名してミラノで製造を開始、支社工場の設立等を行っていきます。
しかし、第一次世界大戦がはじまるその影響で輸出、輸入が困難になり工場の稼働ががとまってしまい会社も財政的にとても難しくなります。
1915年には社長にレオ・ボドマーが就任致しました。また、その時に社名もBauer AGに変更されます。1918年にはヴェツィコンに鍵製造工場を設け、1934年には
技術者であるritz Schoriが世界では初めてとなる両面での使用が可能なシリンダー錠を開発致しました。このシリンダーがカバ(Kaba)と名付けれます。
その後、欧州に事業を拡大していき、1995年には社名をカバに変更してチューリッヒ証券取引所に上場します。
1981年9月、日本法人を設立。また、2000年の日本ではピンシリンダーが主流であったがピッキングの被害が続出しており、ピッキング耐性の強いKABAのシリンダー
が国内で注目され業績を伸ばし、国内でも防犯性の高いカギメーカーとして有名になる。

ブログに戻る